塩野の工房「ジオ・パラダイス」(青野剛三代表)が、「地蔵ファーム食品加工所」を新設した。
 「家庭の食卓とつなげる農業」をコンセプトに、地域の農業振興や「農業と家庭の食卓をつなぎたい」の想いのもと、自社農園にライ麦の種をまくところから始め、農作業から商品開発、食の提案まで一貫して取り組んでいる。
 新設した加工所では小麦やライ麦がメインの「製粉」や野菜や果物をペーストにする「食品加工」を行う。同社の加工食品は自社栽培の農産物だけでなく、地域や全国各地の農家と連携し、規格外や収穫しきれずに畑にある野菜など、ロスになりがちな農産物を積極的に活用。また、小ロットの製粉にも柔軟に対応していくという。
 青野代表は「ロスになりがちなものを買い取り加工することで農業の発展に努めていきたい」と話している。
 同加工所で製造した商品は軽井沢町の「一歩ベーカリー」の店舗またはオンラインショップで購入できる。
 このほか、種採り農業にも力を入れており、95%以上を輸入に頼る「種」について自分たちの手で安心安全な農作物の種を未来につなぐ取組みも行っている。今年はトマト、マクワウリ、レタスの3品種について種採りし、これから品種も増やしていくという。
住所:塩野4041-1
URL:https://ippobakery.ocnk.net/product-list
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