和田のパン屋「麦香炉」(水上浩二店主)がイタリア大統領公認FIPGC主催世界大会の「パネットーネ」部門で、金賞を受賞した。
 パネットーネは、ミラノ発祥の伝統的なパン。イタリアではクリスマスの約1カ月前から1日3食とおやつにまで食べる習慣があるほど国民生活に密着している。
 1回作るのに3~4日かかるパネットーネは、卵を多く使った生地を発酵させては休ませるといった工程を何度も繰り返し、レーズンやオレンジピールなどドライフルーツを加えドーム型に焼き上げる。
 ただ、丁寧に発酵させるため管理が難しく、どの工程にもミスが許されない繊細な作業が多く、世界一作るのが難しいパンといわれているという。本来は大きな型に入れて焼き上げるのが主流だが、同店では
購入しやすいように小さい型で焼き上げて販売している。1個1296円。
 同店のパン作りはおいしくなるようにそれぞれのパンに合せて約10種類の小麦粉を使用。様々な材料や手法で、生地は約20種類、パンは40~50種類製造している。
 水上店主は「元気と笑顔を作るおいしいパンを作り続けていきたい」と話している。
 同店は食品ロスを無くすため、パンの通信販売「リベイク」にも出品して販売している。
住所:御影新田2724‐3
TEL:41-6946
営業時間:10~18時
定休日:木曜日
URL: http://mugikoro.hungry.jp/
麦香炉
麦香炉