市の「コミヤマ」（小宮山完治社長）が、工場を新設。本社、第一製造部、第二製造部と本社事務所をすべて新設工場に統合した。これにより、小宮山社長は「社内のコミュニケーションや連携がとりやすくなり効率的になる」と話す。
　新設工場では大型ロボットを用いた加工と精密加工を行うほか、今まで熱処理などに使用していた重油をガスに変更。都市ガスへの変更で工場から出る二酸化炭素を30％削減。加熱にかかっていた費用も削減できるという。
　同社は創業68年を迎えた建設機械や産業車輌の部品メーカー。鍛造に使用する大型の８ｔハンマー、２０００ｔスクリュープレスなどの設備を有し、金型製作から鍛造（月間生産能力２０００ｔ )、熱処理、機械加工までの一貫生産を行い短納期を確立。取引先は主に小松製作所、豊田自動織機、日立建機など。取扱製品は重量１ｋｇから５００㎏の大物まで様々な受注を受けている。
　小宮山社長は今年６月に就任。前社長（現会長）は当所小宮山喜之助副会頭。